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このページでは、今回の地震で被災された聴覚障害学生の声、また被災

している聴覚障害学生に対する支援の声を掲載しています。

Twitterで全コン会長組が更新している内容から抜粋してまとめたもので

あり、引き続き受付中です。ぜひご協力をよろしくお願いします!!
   

 E-mail: zenkon_jisintaisaku@yahoo.co.jp
が付いているのは、過去3日以内に確認された最新投稿です。


【全聾学懇より】
2011年4月7日午後23時32分に発生した震度6強の地震について東北地方への安否確認は、電波障害を
防止するためとしてmixiやtwitterですぐに呼びかけました。そのあと、全会員へMLで安否確認を控えるように連絡しました。今後も引き続き、地震が発生した時速やかに安否確認すると、電波障害が起きる恐れがあるため、控えておくように各自努めてくださるようお願いします。

頑張れ!!東日本のみなさん!

【近畿ろう学生懇談会一同より】
東北地方大震災で被災された皆様へお見舞い申し上げます。私達、全日本ろう学生懇談会近畿支部は少しでも被災された方々のお役に立てるよう、 団体内で募金を実施しました。募金した約11000円を全日本ろうあ連盟経由で寄付しました。情報の不足、厳しい寒さ、原発問題や食料品の不足など、苦しい生活を送られている事と思います。
ですが、暖かい春はもうすぐやって来ます。
皆様が一日も早く、以前のような生活を送られる事が出来るよう願っています。

【東北ろう学生懇談会より】
 私が住んでいるのは宮城県多賀城市の特に高いところです。その為に幸運なことに津波の被害にはあいませんでした。しかし半分は水没してしまったために友人は家が浸水したり、流されてしまったりしています。地震発生から数日は家に帰れなくなった友人と過ごし、厚意で友人家族の職場に避難させていただきました。毎日、翌日の生活に不安を禁じえない日々を過ごし食材など物資の調達、復興、知人の安否確認に走り回っていました。店に並ぶときには3時間程度が普通で時には6時間以上待つこともありました。それでもわずかな物資しか得られないのです。
しかしそういった苦しい生活の中で見知らぬおばさんがちゃんと食べているかとおにぎりを渡してくれたり、寒くないかとコートを貸してくれたり、他人であっても関係ない助け合いがあったので頑張ってくることが出来ました。また他の地方の方からたくさんの安否確認のメールや情報をいただき全国の方からも多くの力を頂きました。おかげで私の生活は日常に戻ってきました。
ライフラインも水道以外は復旧し、物資もそれほど時間をかけず得られるようになってきました。しかし日常に戻れない人はたくさんいます。
 皆さんは想像できますか?帰る家がない事を。生まれ育った土地が瓦礫の山になっていることを。これは決して誇大表現ではありません。 女川に住んでいる友人は骨組みすら残さず家を持っていかれ、その近くでは5階建てのビルの上に車が乗っていたりしていたそうです。 私の家の近くでは、津波でつぶれた車が積み重なっていたり店内にトラックがつっこんでいたりなど目を覆いたくなるような惨状です。復興には1年や2年では足りないでしょう。 
 今回の地震で私たちは、あまりに多くのものを失ってしまいました。しかし日常を取り戻すべく、日々取り組んでいます。それには皆さんの力が必要となります。どうかこれからも皆さんの力をお貸しください。
一人でも多くの人が温かい春を迎えられるように。乱文ですが最後まで読んでいただきありがとうございました。
末筆ながら皆さんのご健康をお祈り申し上げます。

【全聾学懇より】
身体障害手帳による受けることのできる災害サービスについて、社会福祉協会の職員に尋ねたところ、障害者自立支援サービスの料金が免除する可能性があるということ。
詳しくはそれぞれの地域の社会福祉課で確認しておいた方がいいです。

【香港にいるろう者陳主俊より】
テレビのニュースによると、3月11日は東日本巨大地震が発生し、甚大な被害をもたらしてきたから、地震に気を付けてください! 
今回の東北地方太平洋地震、そしてその後に連続して発生している誘発地震の被災者の皆さまに心より深くお悔やみ 申し上げます。また、一日も早い復旧復興をお祈り申し上げます。

【福島に実家を持つT大学の学生より】

11日  地震発生時、神奈川にて茨城への引越しのため準備。
     福島の両親も応援に駆け付けて一緒に引っ越しの荷造り。
     突然大きな揺れを感じ、これは大きいぞ!と感じ、すぐにテレビを見たところ、今まさに福島の海岸側が
     大津波で、車や家などがおもちゃのように流れていき、両親とも唖然とし、言葉も出なかった。

12日  引っ越しトラックが到着し、荷物を預ける。
     その後、引越し先の茨城まで行くが、交通機関が麻痺。
     タクシーで行こうと思うにも、100m程の行列が。運が良いことに、茨城までの臨時高速バスがあるという
     情報をつかみ、なんとかバスに乗り、1時間かけて茨城まで。茨城に到着したのは、夜22時頃でした。
     その後、ホテルにて宿泊。

13日  茨城の引っ越しセンターにて被害ありと連絡。荷物が届かず。断水のため、トイレも使えない状況に。
     部屋も空っぽの状態のため、そのまま茨城のホテルで宿泊。

14日〜15日  まだまだ荷物が届かず…。コンビニも品切れ状態。このままでは生活できない状態になり、栃木の
          親戚にSOS。すぐに茨城まで車で駆けつけてくれた。2日間、栃木の親戚の家にてお世話になる。

16日  ようやく荷物が届くと連絡が入り、すぐに茨城に戻り、引っ越し準備。
     ようやく無事引っ越しが終え、一安心…と言いたいところだったが、
    今度は両親が福島に帰られず…。東北本線がストップし、高速バスも運休状態。

17日  福島へ帰る方法がなかなか見つからず。
     夜、静岡の親戚から、福島への高速バスが開通したと情報が入る。

18日  両親、茨城を発ち、埼玉の新越谷にて無事、高速バスに乗れたとメール。
     夜19時頃、ようやく実家に到着と連絡。本棚や化粧台などが倒れただけで済んだのこと。

1週間ほど、情報源はほとんど携帯のみでした。携帯だけでは情報が足りず、拾ってきた新聞でやっと福島原発など情報を知りました。
幸い、両親が健聴者だったので、電話を通して親戚からの情報を集めてくれたおかげで、すぐに行動できたんです。もし、両親も聴覚障害者だったら、もっと大変な状況になっていたかもしれません。
それから、今回は親戚からのサポートが本当に大きかったです。水や食べ物もわざわざ持ってきてくれましたし。大震災という緊急事態ほど、親戚の絆ほどこれほど心強いものはありませんでした。
しかし、あえて不満を言うならばひとつ。両親や親戚など、私以外はみんな聴者でした。電話での会話内容や、両親の会話、親戚との会話も全部口話でした。後々になって知った情報もたくさんありました。
これが被災地のろう者にも同じ状態だったら、とてもつなくきつい状態だと思います。

【全聾学懇より】
●近畿ろう学生懇談会会員、OBOG有志で義援金を集めて受け取った報告あり。
  ご協力ありがとうございました。義援金は、月曜日に全日本ろうあ連盟に振り込む予定です。
●気象庁に手話通訳がないので訴えましょう!!気象庁に対する意見フォームはこちら。
  https://jma-net.go.jp/



【北海道ろう学生懇談会会員より】
北海道にも地震の影響は来ています。私が出来ることは節電と義援金です。
被災されている会員のことを考えると不安なので出来ることを頑張っています。一緒に頑張りましょう!!
今回の状況を受け、北海道でも交通網の情報保障の充実が足りません。もっと求めていきたいと考えています。


【全聾学懇より】
地震酔いが急激に増加しています。また地震が来るかもという不安感が症状を悪くしています。
予防法は、深呼吸・リラックス、暖かい飲み物、ツボ「合谷」を押してきちんと寝ることを心がけてください。
また本会は、長期にわたって支援できる概要を検討中です。決まったらお知らせします。

【北信越ろう学生懇談会より】
昨夜(3月16日)の静岡地震について、北信越の会員全員は無事ということでした。

【宮城教育大 聴覚障害学生より】
オーティコンが補聴器の電池を無料提供をかいししました。(メーカーは問いません。)
詳細はこちら⇒http://www.oticon.co.jp/announce/110315_announce.pdf

【宮城教育大 聴覚障害学生より】
仙台中心部は、ほとんど電気・水道が復旧しています。道路や建物の損害が見られています。
ガソリンの不足が深刻です。美容院ではシャンプーサービスをしているところがあちこちで見られている模様。

【東海ろう学生懇談会会員より】
3月11日地震が起きた当時、名古屋の地下鉄にいました。その時は、電光掲示板がない電車に乗っていたので突然、止まりました。数分後、再び出発したので、ただの故障だろうと思い、過ごしましたが2時間後に大きな地震が起きたことに気付きました。本来ならば、他の人に聞いたほうが良かったのですが・・・。
地下鉄では電光掲示板が普及されていますが、まだまだ完全には至っておらず、交通機関の情報保障の甘さを感じました。

【日本福祉大学の大学生より】
ボランティア学生による情報保障でNHKのニュースをツイッター上で要約筆記をする活動を行っています。
アカウントは2つあり、5分交互に@15:00〜17:00、A20:00〜22:00の2回で行います。
●要約筆記@ニュース@⇒ID:youyaku_news1     ●要約筆記@ニュースA⇒ID:youyaku_news2

【宮城教育大 聴覚障害学生より】
友人が仙台市青葉区の炊き出しや給水所、救急、金融機関、臨時バスや鉄道の運行情報をまとめたブログを作ってくれました。
携帯でも閲覧できます。  happyhap.jugem.jp

【東北ろう学生懇談会事務担当 Sさんより】(3月14日付)
多賀城市に住んでいて津波がある地域でした。しかし、自宅は高台にあったので大丈夫でした。
我が家の被害はガスコンロが落ちたくらいで特になし。市一番の高台に住んでいるので直接の津波の被害はないかと思われます。
ですが、少し歩くと津波の被害が酷く、流された車も普通にありました。友人は、家であるアパートが津波に飲み込まれたため、一緒に一泊過ごしました。
この時の明かりはろうそくのみ、食事はわずかに得られたお湯で作ったインスタントラーメンと缶詰でした。
電気がなければ何にも出来ないため、寝るしかありませんでした。(省略)

今、一番必要なのは情報です。ラジオがどこでも流れていますが、ろう者は常時情報を獲る手段が有りません。
ガス・電気・水道の復興状況や交通状況、友人の安否や動向、物資の取得方法、被災状況など情報があれば嬉しいです。
どうか情報を優先して提供して頂けると助かります。

【東北ろう学生懇談会支部長 Kさんより】(3月15日付)
地震発生時、大学付近のファミリーマートにいたのですぐに外に避難することが出来ました。そのまま、大学に避難して友人と共に一晩過ごして、翌日有り難いことに友人から自転車をお借りすることが出来て、自宅まで向かいました。その時の仙台駅周辺の雰囲気は、全く変わっており、初めて被害の大きさを実感しました。
停電のため、信号機も止まっており、お互い譲り合いながら道路を走りましたが、所々に陥没していたりひび割れでなかなかスムーズに行けませんでした。
コンビニもスーパーも行列でたまたま、見つけたDOCOMOの会社や滅多に並ばないバス停も行列が出来ていました。堀に新聞紙や貼り紙などで宮城の状況を知りました。
(省略)

Sさんのいうとおりに、情報が一番必要です。今見れるニュースに手話通訳がついているのは、誰かが申請されていることでとても有り難いことです。


   

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